悪魔の詩「ラシュディ氏」襲撃で囁かれる米要人暗殺計画との関係 元公安警察官の分析
日本の公安警察は、アメリカのCIA(中央情報局)やFBI(連邦捜査局)のように華々しくドラマや映画に登場することもなく、その諜報活動は一般にはほとんど知られていない。警視庁に入庁以後、公安畑を十数年歩き、数年前に退職。昨年9月に『警視庁公安部外事課』(光文社)を出版した勝丸円覚氏に、「悪魔の詩」作者の襲撃事件について聞いた。
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8月12日、「悪魔の詩」(1988年出版)の作者のサルマン・ラシュディ氏(75)がニューヨーク州シャトークアでの講演中、24歳の男に首と腹など10カ所を刺される事件が起こった。...