「友だちに『子供部屋おばさん』と呼ばれた!」 怒り心頭の40代女性が気付いた“自分の問題点”とは

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奥に隠された深い悩み

 ようやく具体的なコンサルに入ることができそうになったところで、その日は時間切れとなったため、どうしたらいいか?という彼女の問いについて宿題を出させていただきました。

 内容としては、「いま何をしたいか」「何ができるか」「将来どのような生き方をしたいか」などを、40歳女性という視点で考えていただき、思いつくまま箇条書きにして次回ご持参いただくことです。次回はそれを掘り下げていくと彼女に伝えました。

 本人が言葉にしている不満や主訴が必ずしも彼女の悩みの本質とはかぎりません。その奥にさらに深い悩みが隠されている場合もあります。

 ご自身を客観視することができ、母親や周囲に過剰に依存することなく適切な距離を保ち、幸せになるために今これから何をすればいいのか。その答えを持っているのは彼女自身ですし、聡明な彼女は、きっとたどり着けると思います。

池内ひろ美(いけうちひろみ)
家族問題評論家。一般社団法人ガールパワー(Girl Power)代表理事。家族メンター協会代表理事。内閣府後援女性活躍推進委員会理事。1996年より「東京家族ラボ」を主宰。『とりあえず結婚するという生き方』『妻の浮気』など著書多数。

デイリー新潮編集部

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