「ちむどん」失敗の研究 視聴者を釣り上げ、結末は薄い展開は理解不能

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 NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」も残すところ僅か。どうして賛否両論が渦巻く作品になってしまったのか。批判の声がここまで力と熱を持った朝ドラは過去になかったはずだ。物語を振りかえりつつ、不評を買った理由を考えてみたい。

 批判の声が上がり始めたのはヒロインの比嘉暢子の演じ手が子役の稲垣来泉(11)から黒島結菜(25)に交代した第3週「悩めるサーターアンダギー」以降である。

 それまでは沖縄県北部の山原村で暮らす清貧の一家の物語だったから、「つまらない」と思う人はいても「不快になる」という人はいなかったはずだ。...

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