秋の味覚「サンマ」の大不漁 たとえ「禁漁」しても漁獲高が回復しない深い理由

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 厳しい猛暑が徐々に影を潜め、旬を迎えるはずのサンマ。「旬」とはおいしいだけでなく、その魚の漁が活発に行われる時期を指している。サンマは今から10年ほど前まで、この条件をきっちりと満たし、まさに秋の味覚の代名詞となっていた。だが、近年はまったく事情が違う。水揚げが急激に減り、値段が高いばかりか、身が細くて物足りないサンマばかりが店頭に並ぶ。有効な対策も見えてこない。このまま「幻の魚」となって、姿を消してしまうのか。【川本大吾/時事通信社水産部長】...

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