香川照之 銀座での下品な飲み方は高校・大学時代に原因 大蔵省スキャンダルを思い出したという指摘

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

“非モテ東大生”

 日刊スポーツ(電子版)は9月3日、「止まらない“香川切り” 香川照之CM撤退は計6社に サントリーも10月以降起用しない方針」と報じた。

 門外漢から見れば、CMの世界でも充分に売れていたように思える。だが、香川はもっとCMの契約を増やしたかったのかもしれない。CMに対する並々ならぬこだわりが、酒席でも垣間見えていた。

 香川は小学校から高校まで“お坊ちゃん学校”として知られる名門の暁星学園に通い、東京大学文学部を卒業している。

 俳優として売れる前から、芸能界きっての知性派として知られていた。それほどのインテリなら、酒の怖さを知っていそうなものだ。なぜ、刑事罰に抵触する可能性があるほどの暴行に及んでしまったのか。

 同じく東大を卒業した50代の民放プロデューサーは、「いや、あれこそ“非モテ東大生”の典型でしょう」と言う。

「最近の男子東大生は、女性に優しくスマートなタイプも珍しくありません。しかし香川さんの世代だと、キャンパスは男だらけ。女子学生なんて1割を切っていたと思います。出身高校も大半が男子校。おまけに中高一貫の進学校に通っていた学生が多いので、『中高6年間、母親以外の女性と喋ったことがない』という男子学生はザラでした」

“はまり役”という幸運

 一応、東大に入ると合コンに出ることもある。相手はお茶の水女子大や日本女子大などに通う女子大生だが、何を話していいか分からず、ずっと黙っている男子東大生も少なくなかったという。

「大学4年間で、女性と深く付きあったことがない。恋人はもちろん、親友のような女友達もいない。そんな学生生活が、1998年に起きた大蔵省接待汚職事件の背景にあったのは間違いありません。エリート官僚が破廉恥な酒席で銀行側の接待を受けて喜んでいた。他にも財務次官のセクハラ発言というのもありました」(同・プロデューサー)

 週刊新潮は2018年4月12日号に、「『森友危機』の折も折! ろくでもない『財務事務次官』のセクハラ音源」の特集記事を掲載した。

 当時の財務省・事務次官が酒席に女性を呼びつけ、「キスしたい」「不倫しよう」などのセクハラ発言を繰り返していた。もちろん、この次官も東大法学部の卒業生だ。

 東大を卒業した香川は俳優の道に進んだが、最初は売れずに苦しんだ。徐々に脇役として頭角を現していくが、プロデューサー氏は「ずっと地道に“脇役人生”を歩んでいれば、あんなことは起きなかったでしょう」と言う。

次ページ:しっぺ返し

前へ 1 2 3 次へ

[2/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。