「モラハラ夫ってコンビニを嫌うんです」 ママ弁護士・堀井亜生がヘビーユーザーになるまで
最初の記憶は“出張コンビニ”
渡辺:さて、話題をコンビニに戻しますが、堀井先生は北海道札幌市出身ですよね。コンビニと言えば、やっぱりセイコーマートですか?
堀井:そうなんですが、私は札幌市のなかでも南区という山深い地域の出身なので、あまり周辺のコンビニの記憶がないんですよね。
渡辺:定山渓方面ですよね。
堀井:そうです。ただ、小学校と中学校は北区にある北海道教育大学の附属に通っていました。土曜日になるとセイコーマートが学校に来て、コンテナを並べて食べ物や飲み物を売っていました。たぶん、子どもの頃のコンビニの記憶となると、これが一番印象に残っているかな…?
渡辺:出張コンビニですか! これは非常に珍しいケースです。おそらく、コンビニ本部側の施策ではなく、学校側が近隣店舗のオーナーにお願いしてたんじゃないかな。
堀井:そうかもしれません。当時は周辺に何もなかったので、午後から部活をやる生徒のために、わざわざ臨時の売店を設けてくれていました。いつも500mlパックの桃のジュースと、ツナマヨおにぎりと、菓子パンを買っていたのを憶えています。
渡辺:あいの里のエリアですよね。僕もローソン社員時代、異動で北海道で暮らしていた時期があるので、その辺りも車で走ったことがありますが、たしかに当時はお店がなかった。出張コンビニは貴重だったでしょうね。セイコーマートだとしたら、菓子パンは日糧製パンですか?
堀井:どうでしょう…そこまでは憶えてないです。
渡辺:日糧製パンで印象に残っているのは、何と言っても「チーズ蒸しパン」なんですよ。今でこそ全国的には山崎製パンの「北海道チーズ蒸しケーキ」が有名ですが、元祖は日糧製パンの「チーズ蒸しパン」です。1990年発売で、仕入れれば仕入れるだけ売れていく大ヒット商品でした。発売年が僕のローソン入社年と同じということもあり、首都圏でも大人気だったので強く印象に残っています。
堀井:思い出した! 私がいつも買っていた菓子パンも「チーズ蒸しパン」でした。早く行かないと売り切れちゃうから、走って買いに行ってたっけ。懐かしいなぁ…。
[2/4ページ]