エンゼルス球団売却は大谷にも影響 契約問題はどうなる?

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 メジャーリーグも終盤戦に差し掛かり、大谷翔平(28)のエンゼルスは依然、低迷が続く。先月まで取り沙汰されていたシーズン中の移籍は実現しなかったものの、ここにきて再び本人の去就がクローズアップされている。というのも、オーナーが先ごろ「球団売却」の意向を明かしたのだ。

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「エンゼルスは8月23日、オーナーのモレノ氏が球団売却の検討を始めたと発表しました」

 とは現地のジャーナリスト。チームは現在、ア・リーグ西地区で4位と奮わず、プレーオフ進出は絶望的なのだが、

「モレノ氏は『難しい決断だったが、今がその時だという結論に達した』とコメントしている。8月2日のトレード期限に際し、資金の豊富なヤンキースなどから大谷獲得のオファーがあったものの、最終的にはモレノ氏の一存で残留が決まった。それから3週間後の発表ですから、大谷残留は売却を前提にした“戦略”だったのは明らかです」(同)

早ければ年内にも売却

 モレノ氏は76歳。屋外広告の代理店から身を起こし、2003年には、前年に初のワールドチャンピオンに輝いたエンゼルスをウォルト・ディズニー社から1億8400万ドルで購入。メジャー初のメキシコ系米国人オーナーとなった。チームはその後、6度の地区優勝を遂げたものの、14年を最後にプレーオフから遠ざかっている。それでも、

「現在の球団の資産価値はメジャー30球団で9位にあたる約22億ドルともいわれ、購入時の12倍近くに膨れ上がっています」(同)

 とのことで、

「早ければ年内にも売却先が決まるでしょうが、手を挙げる人がいなければ長引く可能性もあります」

 あくまで先行きは不透明だというのである。

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