「岸田政権の政務官秘書が風俗嬢だった」スクープの裏側には「登場人物みんなが安倍派」という珍ストーリー
ストーカーの男性秘書の執念で
今回の内閣改造で防衛政務官に抜擢された木村次郎衆議院議員(54)。その女性私設秘書が風俗店に勤務していたことを報じたのが『FRIDAY』(9月16日号)だった。本来、政局とは関係なさそうなこの話に、どういうわけか「安倍派の現状」を絡める向きもいるという。
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このストーリーの裏側を報じる。
まずは、その内容をかいつまんで紹介しておこう。
・秘書Aさんは木村議員の地元・青森の出身で、2017年の木村氏の初当選後に上京して働き始めたが、最近、都内の風俗店での副業が発覚した。
・別の議員のところで働いている男性秘書B氏がAさんに恋心を抱いていた。その男性秘書が彼女の素性を探ったところ、副業のことがわかり、源氏名でのSNSアカウントまで発見。その事実を秘書仲間の飲み会で暴露し、一気に永田町で広まった。
・そのことを知った木村議員は8月末にAさんを辞めさせた。
「男性秘書B氏が相当Aさんにのめり込んでいたようですね」
と内幕を明かすのは、ある永田町関係者。
「1年以上前から一方的にAさんのことが好きになり、B氏は彼女につきまとったりしていた。Aさんは、正直“気持ち悪い”と漏らしていたといいます」
それでもめげないB氏はある行動に出た。
モニターに映された男に
「B氏は彼女を尾行した結果、自宅を割り出すことに成功しました。そしてその副産物というか、いずれにしても執念ゆえのことでしょうが、副業先(東京・錦糸町の店)まで突き止め、実際に彼はお店を客として訪問したそうです」(同)
その店のシステムは、指名客がやってきたらそれを店側のモニターでチェックし、その後に外部のホテルへ連れ添って出かけるというものだった。
「そのモニターを見たAさんはかなり驚いたことでしょう。店長には“ストーカーがついにやってきた”などと伝え、店長にB氏の予約を断ってもらったということです。体調が悪いといった理由だと”再チャレンジ”してくる可能性があるので、割と強めに“ストーカー認定”してもらったようです。いずれにせよ彼がやってきた時点でAさんは退店を決意していたと思いますが」(同)
タチが悪いことにB氏は冒頭に記したように飲み会で暴露し、話が広まり、記事になったという流れだ。
「税金で雇われる公設秘書と違って私設秘書の副業自体、何ら問題ない。“クビにされるようなレベルか”といった擁護論と、“いやいやさすがに副業の中身として最悪でしょう”という指摘とが交錯しています」(同)
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