公明党「山口那津男」続投論浮上の裏に創価学会の“御託宣” 意外に不人気「石井幹事長」と旧統一教会問題の影

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人材難と「天の声」

 山口氏の参院議員としての任期は25年7月までだが、すでに「議員任期中に69歳を超えない」とした党の定年規定の“例外”扱いとなっている。

 公明党関係者の話。

「山口氏を特例中の特例としてでも続投させる声が出ていること自体、党の人材難を表わしている。“次代のエース”と呼ばれながら、昨年、東京地検特捜部によって貸金業法違反の罪で在宅起訴され議員辞職した遠山清彦氏の失脚の痛手も大きかった。党を背負って立つ人材育成を怠ったツケが回ってきたと言われても仕方ない」

 ちなみに石井氏が新代表に就けば、選対委員長を務める高木陽介氏が幹事長に就任すると見られているが、高木氏の評価も学会内で割れているという。

「旧統一教会問題で揺れる自民党は今後、ますます学会票への“依存”を深めていくだろう。統一地方選をにらみ、その自民党を相手に選挙協力のあり方などについてタフなネゴシエーションができるのは石井氏より山口氏のほうが適任。ただし次期代表は公明党だけで決められる話でなく、池田大作名誉会長が不在のいま、最後は原田稔会長の“鶴の一声”が決め手となるのではないか」(前出・学会関係者)

 旧統一教会をめぐる騒動が「政教分離」問題へと発展し、自党と学会の関係に“飛び火”してくることを何より警戒する公明党。降って湧いたセクハラ騒動とともに“内憂外患”に身もだえしている。

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