今年の日テレ大晦日は「ダウンタウン vs Z世代」で決まり それでも1つだけ不安が

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今年も「笑ってはいけない」はない

「昨年、『笑ってはいけない』シリーズは、コロナ禍でロケが困難だったため、放送を断念しました。代わりに放送されたのが『笑って年越したい!笑う大晦日』でしたが、残念ながら視聴率は惨敗でした。やはり年末は『笑ってはいけない』シリーズでなければ!という視聴者も少なくないと思いますが、今年も断念せざるを得なくなりました」

「笑ってはいけない」シリーズは毎年秋には撮影を終了するため、夏前から撮影準備に入るという。

「今年も夏前からコロナ感染が拡大したため、撮影は不可能でした。加えて、もともと松本人志さんはじめ『笑ってはいけない』シリーズの出演者から、“初老なので体力的にキツい”という声が出始めており、毎年“今年を最後にしたい”という申し出もあったのです。そこで、『笑ってはいけない』シリーズや『行列のできる法律相談所』『有吉反省会』の総合演出を務める高橋利之さんが新企画を提案し、今回の放送に至ったのが『ダウンタウン vs Z世代』でした」

 とはいえ、「ダウンタウン vs Z世代」は「笑ってはいけない」シリーズに対抗できるコンテンツとなり得るだろうか。

唯一の不安

「『笑ってはいけない』シリーズは放送後も、毎年、グループ会社のバップからDVDボックスが発売され、Huluでも再生回数を稼ぐお化けソフトです。日テレは、グループ会社にも莫大な収益を生み出すキラーコンテンツは手放したくはありません。それはダウンタウンが所属する吉本興業にとっても同様ですから、なんとか出演者を説得して放送を続けてきました。2年連続で放送できないとなると、今後の説得も難しくなってきます。さすがに『ダウンタウン vs Z世代』は、そこまで莫大な収益は期待できないでしょう」

 それでも「ダウンタウン vs Z世代」に舵を切った。

「13日の放送は面白かったですし、大晦日に家族が見るコンテンツとしては最適と言っていいでしょう」

 それでも不安が一つだけあるという。

「今回の放送では、これでもかというほど面白ネタを詰め込んでいました。ネタ切れにならないといいのですが」

デイリー新潮編集部

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