今年の日テレ大晦日は「ダウンタウン vs Z世代」で決まり それでも1つだけ不安が
8月13日、日本テレビでは6年ぶりとなるダウンタウンの単発特番「ダウンタウン vs Z世代」が放送された。お盆休み期間中にもかかわらず、視聴率は12・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)を獲得し、日テレ上層部は胸をなで下ろしているそうだ。大晦日の特番はコレでイケる、と……。
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「ダウンタウン vs Z世代」は、番組タイトルからの想像できるとおり、ダウンタウン率いる昭和世代とZ世代(1990年代半ば~2010年代生まれ)を代表するタレントたちとのジェネレーションギャップを楽しむトークバトルだ。
昭和世代は、浜田雅功(59)と松本人志(58)に加え、伊集院光(54)、川島明(43)、島崎和歌子(49)、清水ミチコ(62)、古田新太(56)、南野陽子(55)が参戦。
Z世代は、池田美優(23)、谷まりあ(27)、四千頭身の都築拓紀(25)、本田望結(18)、SixTONESの森本慎太郎(25)、HKT48の矢吹奈子(21)ら30人で、お笑い芸人のみならずジャンルを超えた様々なタレントが集められた。
このメンバーで、昭和にあった当たり前の暮らしぶり(ネズミ捕り、ハエ取り紙、脱水用ローラー付き洗濯機、水銀の体温計、赤チン……)などを紹介し、Z世代から見てアリかナシかを判定するといった内容だった。確かに面白かったが、これで3時間のトーク番組とは思い切ったものだ。日テレ関係者に聞いた。
お盆休みに放送したわけ
「ジェネレーションギャップを楽しむトーク番組は、これまでにも数多く存在しました。この番組が他と明らかに異なるのは、MCがダウンタウンであることです。彼らがトークを笑いに昇華し、家族揃って見やすい番組にしたことが高視聴率につながったと言っていいでしょう」
しかも、お盆休みという数字が取れない期間に、敢えて放送した。
「お盆休みは、多くの人が帰省したり、旅行に行ったりするので、視聴率を獲得するのが難しいと言われています。1ケタ視聴率が当たり前という状況の中、同時間帯トップの高視聴率を記録しました」
8月8日(月)~8月14日(日)の1週間で見ても、バラエティ番組でトップの視聴率となった。数字が取れたから良かったようなものの、せっかくダウンタウンを起用した新たな特番が低視聴率に終わったら目も当てられなかったのではないか。
「お盆休み期間に放送したのは、意味がありました。帰省している視聴者が、家族揃って楽しむことができるコンテンツを目指したからです。年末の大晦日も状況が似ており、同じような視聴環境だからです」
デイリー新潮は「今年も『笑ってはいけない』放送ナシ、その一方で日テレが8月にダウンタウン『3時間特番』を放送する思惑」(7月30日配信)で、「ダウンタウン vs Z世代」が高視聴率を取ることができれば、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけない」の代わりに放送されると報じた。
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