元祖・韓流「チョー・ヨンピル」と統一教会の親密すぎる仲 “世界一不味いコーラ”を売っていた過去も

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合同結婚式でショー

「大学時代にはすでに、統一教会が自らの存在を隠して入信させる原理研究会が問題になっていましたからね」(レコード会社幹部)

 もっとも、チョー氏自身は結びつきを強くしていったようだ。

「88年に開催されたソウル五輪の翌年だったと思いますが、チョーさんは合同結婚式のショーで歌っていました。2005年に北朝鮮で行われた韓国の芸術団のコンサートには、彼は団長として参加。これも統一教会絡みだったそうです。今にして思えば、彼の周りは統一教会の関係者ばかりでした」(同前)

 1997年には、ホイットニー・ヒューストンが米国で開催された合同結婚式の出演をドタキャンしたという報道もある。

《統一教会が、米国の歌手ホイットニー・ヒューストンにソデにされた。ロバート・F・ケネディ・スタジアムで、第3回「国際合同祝福結婚式」が開催され、式の目玉としてショーに出演予定だったホイットニーが、当日になって急きょキャンセル。(中略)式開始から2時間半後、ホイットニーの代理人からファクスが届いた。「急病のため、本日のイベントをキャンセルしたい」という旨が記してあった。歌うどころかワシントン入りすらせずに終わった。/今回の「国際合同祝福結婚式」には、統一教会によると日本、米国を主に3万人が参加し、約7500人が結婚式を挙げた。うち日本からは3044人の新婚、3416人の既婚者、その家族らを合わせて約1万人が参加と、国別では最も多かった》(日刊スポーツ:97年12月1日付)

 記事によれば、ホイットニーに支払われたギャラは400万ドル(約5億円=当時)と報じられると同時に、彼女には日本の全国霊感商法対策弁護士連絡会から出演の取りやめを求める文書も送られ、教団を糾弾する声も高まっていたという。それでショーをキャンセルしたのだから、日本の政治家よりも素直だった。

 さて、ホイットニーのドタキャンの穴を誰が埋めたかといえば……、

《式ではホイットニーのために用意していた45分は宙に浮き、チョー・ヨンピルらが予定の20分を倍にして歌うなどして切り抜けた》(同前)

 チョー氏は今、日本で改めて統一教会が問題視されていることについて、どんな心境だろうか。

デイリー新潮編集部

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