杏の移住先にフランスがぴったりの理由 キーワードは「ヌヌ」と「雑種犬の次郎」

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憧れだけじゃない問題も

 憧れの地であっても、いざ移住するとなると様々なハードルがあるだろう。杏はかねてからフランス語の勉強を続けてきたというが、言語の問題はどうだろうか。

「パリの中心部であれば、フランス語を話せなくても英語だけで特に不便なく生活できると思います。とはいえ、旅行ではなく実際に住むとなると、役所や郵便局などで手続きをする機会も増え、フランス語をある程度理解する必要があるだけでなく、フランス人の“不親切さ”を経験する覚悟も要るでしょう。日本レベルのサービスを受けられるとは思わないほうがいいです」

 日常の細かな場面で不便さを感じることは他にもある。

「日本でいうと欠陥住宅と言っても過言ではないような家も多く、インターネット回線を家に引くのもトラブルが多発するので、1回で上手くいくと思わないほうがいいですね。ちょっとした不便さでいえば、浴槽がなくてシャワーだけの部屋が一般的で、浴槽があったとしても追い焚き機能は当然ないので、最初は戸惑いました。とはいえ、芸能人のように住居費にお金を掛けられる人は、管理がしっかりしたところに住めるでしょうから、日々の細かなトラブルは回避できるはずです」

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