「フットボールクラブで“お姉ちゃん役”だった」 渋谷母娘刺傷、15歳少女の素顔

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「死刑になりたかった」「母親を殺すための予行演習」「塾に行きたくなかった」。変遷する供述の、どれが“本心”なのか。渋谷区円山町の路上で母娘が包丁で刺され重傷を負った事件。犯行直前・直後の動画には、逮捕された15歳少女の「強烈な殺意」が写されていた。

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 赤色のサッカーのユニフォームを身にまとい、少し首をかしげて白い歯を見せて笑う少女A。切れ長の目に真っすぐな鼻筋、整った顔立ちと言っていいだろう。通っていた地元フットボールクラブの夏合宿に参加した彼女を捉えた映像からは、見知らぬ人をいきなり包丁で刺すような「昏(くら)さ」は微塵も感じられない。...

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