香川照之の性加害問題を女性問題に甘い梨園はどう見たか 関係者は「市川猿之助が救ってくれる」

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禊ぎが終わる日

 また、猿之助が特異とする歌舞伎の演目に、“正統派”ではない作品があるのも追い風になるという。

「歌舞伎十八番に代表されるような、伝統的で格調の高い、いかにも歌舞伎という演目に出演すると、さすがに『なんでスキャンダル役者を起用するんだ』と批判が再燃してしまう危険性があります。また市川中車の力量からいっても、正統派の歌舞伎で観客を納得させることは難しいでしょう」(同・関係者)

 だが、猿之助は“異端”の演目も得意としている。

「例えば猿之助さんは、1人何役も務め、早変わりをしながら大チャンバラを繰り広げるような、徹底した娯楽作も自家薬籠中の物にしています。こうした楽しい作品で香川さんが復帰するのなら、歌舞伎ファンも暖かく迎えるのではないでしょうか」(同・関係者)

 歌舞伎は演目によっては、役者がアドリブで相手をイジることもある。数年干されることで“禊ぎ”が済めば、猿之助が週刊新潮の報道を口にして中車をからかい、観客を笑わせることだって夢物語ではない。

「香川さんにとっても、歌舞伎で猿之助さんとの共演が実現すれば、テレビドラマや映画、CMの本格復帰の足がかりになるのは言うまでもありません。様々な要素を考えると、香川さんが歌舞伎で復帰するという予想は、かなり実現性があると思っています」(同・関係者)

デイリー新潮編集部

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