ゆうこりんに続き篠田麻里子も! 受賞者が次々と夫婦の危機に陥る「ベストマザー賞」の呪い
結婚時にピークの一般人夫との結婚 利害関係が一致しないリスクと好感度の危ういバランス
一般人男性と結婚する女性タレントは、相手の知名度が低ければ低いほど好感度が上がるものだ。経営者や財閥一家などの「名ばかり一般人」はがっかりされるが、ゆうこりんやゴマキのお相手はそうした超富裕層というわけでもなかった。チヤホヤされてきただろうに、意外と堅実な相手を選ぶのね。そう見直した人も多かったのではないだろうか。
しかし一般人との結婚は、発表時がピークに見える。なぜなら、何をリスクと思うかが夫婦で大きく違うからだ。女性タレントたちは美しい容姿をキープし、さまざまな男性と接することも多い。どんなに実生活とかけ離れていたとしても、SNSでは幸せで完璧な投稿が続く。場合によっては、番組で夫の悪口を言うこともあるだろう。すべてはママタレとしてのイメージと好感度を保つための大切な仕事だから。でもそう言われて、丸ごと受け止められる一般人男性はなかなかいないだろう。
一般人の夫を持ち、一般的な「良妻賢母」イメージを守るべく、SNSで手料理を披露し続けたママタレは多い。例えばゆうこりんと熊田曜子さんだ。しかしどちらも離婚という道を選んだ。夫側が週刊誌やメディアを通じ、反論していたのも重なる。熊田さんは不倫疑惑をかけられ裁判沙汰にもなったが、ゴマキという先例もいる。彼女は離婚しなかったが不倫は事実。不倫中のインスタでは、娘と手をつないだ姿やプロデュースした赤ちゃん向け商品の宣伝など、「理想のママ」としての投稿が盛んだった。
互いに「こんなはずじゃなかった」と溝が深まっても、好感度ママタレとしてのうまみは捨てられないし、離婚もできない。理想のママとしての投稿もやめられない。がんじがらめの状態になりやすいのが、一般人男性との「好感度の高い」結婚をしたママタレのジレンマではないだろうか。
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