天皇皇后を国民から遠ざける宮内庁 愛子さま100%リモートの背景に陛下のご懸念も
幻となった令和初の園遊会
コロナ禍が両陛下のご活動に不具合を生じさせているのは明らかで、実際に、東京以外への「リアル」な行幸啓は2020年1月以来なされておらず、この間はもっぱらオンラインを活用されてきた。一方で、両陛下のご活動が停滞している間隙(かんげき)を縫うかのように秋篠宮家は、4月から地方ご訪問を再開。ご夫妻や佳子さまは泊まりがけのご公務もなさってきたのだが、
「陛下が万が一コロナに感染なさった場合、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方と比べ、その影響は甚大になります」
そう指摘するのは、皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授。
「陛下が地方に行幸なさるとなれば、警備や随従する職員の数だけでなく、現地で出迎える市民の数も、他の皇族方の時よりはるかに多くなる。こうした点を考慮され、お出ましを控えてこられたのでしょう。ただし、オンラインを通じて国民に寄り添おうとされるのは大切ですが、実際に現地ご訪問がなされなければ、等身大のお姿は伝わりにくい。存在感が希薄になれば、国民から敬愛の念も生じにくくなってしまいます」
そんな中で令和初の園遊会、また3年ぶりのご静養は幻となってしまったのである。
リモート受講徹底の背景
さる宮内庁関係者が言う。
「お立場を考えれば致し方ないことではありますが、陛下は一昨年以来、ことのほかコロナウイルスを警戒なさっているように拝察いたします」
それは例えば、愛子さまの学生生活にも少なからず影響を及ぼしているといい、
「学習院大学3年生となられた愛子さまは、ご入学以来、一度も対面授業を受けられていません。3月に行われたご成年の会見では『感染防止の観点から』通学はされず、すべての科目をオンラインで受講されていると話しておられた。ご自身の登校により両陛下が感染されるようなことがあってはならないとお考えで、登校なさりたいお気持ちとの間で揺れながらのご判断でした」
会見で仰っていたように、学習院大では対面授業を再開している教科について、対面とオンライン両方の受講が可能となるハイブリッド方式が採られている。ご入学から2年余り、ご学友とのふれ合いがかなわないのはさぞお辛いだろうが、
「愛子さまは、このご方針を決してお一人で決められたわけではありません。リモート受講を徹底されるそのお姿には、陛下の強いご懸念が反映されています。万が一の時には、ご一家にとどまらずご高齢の上皇ご夫妻にもリスクが及びかねない。そうした点まで陛下はお考えを巡らしておられるのです」(同)
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