峯岸みなみを苦しめた“呪縛”、再評価のきっかけとなった番組とは?

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 8月16日、元AKB48の峯岸みなみが東海オンエアのてつやと結婚したことが発表された。もともと交際中であることが報じられていた2人が、新たな人生の一歩を踏み出すことになった。

 峯岸は最近、バラエティ番組でも華々しい活躍を見せており、公私ともに順調であるように見える。もともとアイドルの中ではバラエティ番組に多く出ているタイプだったが、現状に至るまでの道のりは険しいものだった。

 AKB48は、秋元康がプロデュースする新しい形の女性アイドルグループとして2008年頃から爆発的な人気を獲得していった。峯岸はオーディションに合格して1期生として芸能活動を始めた。

 この時期の彼女は、とぼけた明るいキャラクターとトーク力が評価されて「AKB48のバラエティ担当」として、バラエティ番組に出るようになった。メンバーの数が多いAKB48では、それぞれが役割を振り分けられるようなところがあり、峯岸はバラエティ担当という扱いになっていた。

 しかし、彼女はこの「アイドルグループのバラエティ担当」という呪縛に苦しめられた。「アイドルで自分が『お笑い担当』とか『バラエティわかってます』とか言ってるやつは面白くない」というのは、ほとんど業界内の定説のようになっている。実際にバラエティ番組でこの手の勘違いアイドルに手を焼いた経験を持つプロの芸人たちが、メディア上でこの手のことをはっきり口にすることも多い。

「アイドルグループの中ではまあまあ面白い」というのを「自分は面白いんだ」と勘違いしてしまうと、バラエティの現場では大怪我をすることになる。

 一時期のAKB48のアイドルとしての勢いはすさまじいものがあった。そんな中で峯岸は「今が旬の国民的人気アイドルグループ」のメンバーだったからこそ、下駄を履かされてバラエティに出ることができていた。

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