「山口組」分裂 「勝者なき7年」と言われる理由とは?

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真正な山口組を争って

 山口組が分裂し、今年で7年目の夏を迎えた。その後、組織は3つに割れたが、抗争を重ねる中で6代目山口組(司忍組長)の圧倒的優位は揺るぎないものとなっている。その一方でこの分裂期間について「勝者なき7年」と評する声もある。元山口組系義竜会会長の竹垣悟氏(現在は暴力団組員の更生を支援するNPO法人「五仁會」を主宰)に、改めて分析・解説してもらった。

 2015年8月に脱退した勢力が神戸山口組(井上邦雄組長)を結成し、それから2年弱で今度は神戸山口組から任侠団体 山口組(現・絆會/織田絆誠代表)が生まれ、山口組は三すくみの状態となった。...

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