歴史的勝利の騎手・今村聖奈、強さの理由は? あまりの強さに過熱報道トラブルも
過熱報道トラブルが
別の記者が明かす。
「7月31日に新潟で行われた重賞レースで、藤田と今村が同時に騎乗したのですが、重賞では史上初の“女性対決”に、スポーツ紙は大盛り上がり。ただ、その日の『日刊スポーツ』の紙面に今村の父・康成氏から物言いがついたのです」
当日の「ニッカン」を開いてみると、一面にデカデカと「聖奈」「菜七子」の文字。その下には、プロレス風のリングで向き合う今村と藤田の姿が。ところが、女神風に美しく描かれた藤田の衣装とは異なり、今村の顔写真にはボロボロの小汚い乗馬服のイラストが当てられているのだ。
「この日、今村が騎乗する予定だったのは“オヌシナニモノ”という珍名馬。一方、藤田は“スティクス”というギリシア神話に登場する女神の名を冠した馬だった。『ニッカン』の記者はシャレのつもりだったのでしょうが、この記事が競馬記者会で問題になってしまった」(同)
業界でも“さすがにやりすぎ”との声が上がった「ニッカン」の記事。
「馬のオーナーさんが悪い気持ちになるんじゃないかと」
当の康成氏にコトの経緯を尋ねると、
「別にクレームをつけたわけではないんですよ」
としつつ、こう続ける。
「ただ、馬のオーナーさんが悪い気持ちになるんじゃないかと思い、競馬記者会に相談したんです。すると“この扱い方は確かにひどいかもしれない”“こちらで何とかします”と言っていただいて。後日、『ニッカン』のデスクの方も私の職場と娘のところにそれぞれ謝罪に来られました。だから、もう解決していることなんです」
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