「中村警察庁長官」「鬼塚奈良県警本部長」が辞職 今後の身の振り方は?

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鬼塚本部長の今後は?

 中村氏と同時に奈良県の鬼塚友章本部長(50)も辞職を申し出て、受理された。

「奈良の本部長を辞めることは当然として、鬼塚本部長を巡っては、その後に警察に残るか否かが焦点となってきました。人事を差配する栗生官房副長官は、政権に累が及ばないためには鬼塚氏も中村氏と同様に警察から去ってもらった方がよいと考えてきたようです。一方で中村氏はどんな形であれ鬼塚氏が警察組織に残ることを望んでいたと聞いています」

 実際、どうなったのか?

「警察庁としてはそのまま中村氏のように組織を去るのではなく、待機ポスト的なものを用意し、来年以降に警察を辞める流れも想定していたようです。つまり、“ワンクッションを置く”ということですね。ただ、鬼塚氏の中で、辞職してけじめをつけるという意思がかなり固く、警察そのものを辞めることになりました。鬼塚氏は元々、長官・総監候補でもありませんでしたし、そこまで決意が固いと翻意も難しかったのでしょう。再就職先のメドはついているようですが」(同)

 もう1人、安倍元首相の秘書官を務めた経験を持つ大石吉彦警視総監の人事にも注目が集まっていた。銃殺現場に警視庁からSPが1人派遣されていたことに絡んでのことだが、大石氏は少なくとも年内いっぱい職務を続けるのだという。

デイリー新潮編集部

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