「神の国の実現を果たしたい」 萩生田氏の演説内容を元信者が証言
創価学会からも怒りの声が
統一教会の霊感商法問題などに長年取り組んできた山口広弁護士が語る。
「娘が文鮮明の孫と結婚したというのは、入山氏が韓国の統一教会本部からもかなり信用されていることを意味します。過去、日本で教団のトップをつ務めた人物の息子が文鮮明の孫娘と結婚したケースはありましたが、入山氏は国内でも重要な立場にいるのでしょう。そのような人物と政権与党の幹部が関係を持っているというのは、問題があると言わざるを得ません」
萩生田氏を取り巻く状況は厳しさを増している。
「萩生田さんは09年の総選挙で落選したことからもわかるように、選挙に弱い。八王子は創価大学など創価学会の関連施設が多く、学会の大票田で、それをあてにして推薦をもらっているのが萩生田さん。でも今回の騒動で、公明党幹部や学会婦人部から“それほどまでに統一教会と陰でズブズブだったのか”と怒りの声が漏れている。次の選挙で学会票がどう動くのかが心配」(自民党関係者)
政権支持率も急落
岸田政権についても支持率は急落。イメージ一新を狙った内閣改造直後にしては異例の低さだ。国民は、自民党と統一教会の関係は一向に解消されていないと見ており、もはや小手先の弁明や綱紀粛正の呼号などでしのげる段階ではない。
萩生田氏は先の党政調会長就任時の会見で、自身を「胆力がある」と自賛した。
ならば氏は、今こそ「胆力」を示して真実を語るべきではないか。