元祖甲子園のアイドル・太田幸司 決勝戦の裏側を本人が明かす(小林信也)
青森県代表の三沢高は1969年夏の甲子園で、東北勢として初の優勝に王手をかけた。決勝では春夏の優勝4回の実績を誇る名門・松山商と対戦。双方が延長18回まで譲らず、0対0で再試合となった。
松山商のエースは井上明。18回、232球を投げ抜いた。三沢高のエースは太田幸司。やはり18回、262球をひとりで投げ切った。
「延長に入ると、体はもう疲れて重い、腕に力が入らない、だけどボールだけはブンブン行くので驚きました。自分から見てもすごいボールでした」
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