安倍元総理死亡の数日後、山口“祝電大臣”の勉強会に統一教会関連団体元幹部が参加

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宗教に甘い

 コトの真相を確かめるため、勉強会に参加したという元幹部を直撃すると、

「確かに行きましたよ。ただ、それは平和連合の人間として行ったわけでも、ましてや統一教会の信者として行ったわけでもありません。山口先生とは面識もなく、別の国会議員に誘われ、環境や外交について話を聞くために個人的に参加したんです。そもそも、私はとっくに平和連合を定年退職していますから。ただ、受付で所属団体を書いたりするから、そこで平和連合の名刺を渡したかもしれませんが……」

 防ぎようのない“飛び込み”の参加者ならば、主催者の山口氏にも同情的な見方はできよう。

 だが、山口氏の元秘書は、

「彼は宗教に対するガードが甘すぎるんですよ」

 と、手厳しい。

祝電の文面にさえ自分で赤字を入れる性格

「昨年10月に『週刊新潮』でも報じられた通り、彼は『GLA』などの新興宗教に傾倒し、他にも“呪い”や“占術”にのめり込んでいた。機械的に祝電を送るというのも大うそで、彼は定型文であるはずの祝電の文面でさえ、自分で赤字を入れないと気が済まない。どこに出す祝電かも秘書が伺いを立てていたはずです」(同)

 これには、勉強会に参加した元幹部も同意見のようで、

「私自身、山口先生に祝電を求めたことはありませんが、イベントの案内状を送って、ただ祝電を下さいと言っても普通はもらえないでしょう。勉強会でお話を伺った限り、山口先生は非常に頭の良い方。機械的に祝電を出すという発言が揶揄されているようですが、あれは言葉のアヤで、ちゃんと内容を見て賛同して下さったものと思いますよ」

 まさに統一教会の思う壺。“機械的”などのうそでは糊塗しきれない深い関係が浮かび上がるのだ。

週刊新潮 2022年8月25日号掲載

特集「改造しても『統一教会』ベッタリ内閣 『萩生田政調会長』がつないだ『カルト』と『生稲晃子』」より

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