山上容疑者の母が会見する案は「もう無くなった」 相談に乗ってきた元教会長が証言
「この時期に一体、何を!?」唐突なニュースに驚いた向きも少なくなかろう。今月初旬に流れた、山上徹也容疑者の実母による「記者会見開催」報道。その裏側と近況を、実母と近しい関係者が明かした。
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〈「記者会見を開きたい」山上徹也容疑者の母が意向示す〉
そんな報道が出たのは今月9日のこと。射殺犯・山上容疑者は現在、鑑定留置の最中で、その発言は一切聞こえてこない。そんな中、もう一人の“キーパーソン”を取材できるチャンスだけにメディアは色めき立ったが、今に至るまで開催のめどは立っていない。
「その話はもう無くなってしまいました」
と真相を語るのは、実母が所属する、統一教会奈良教会の元教会長である。元教会長は実母とは20年以上の付き合いで、かつて母親が教会に献金の返金を求めた際には、間に入って奔走したことも。事件後も連絡を取り合ってきた。
「お母さんはこれまでの報道を見ていて、自分の言葉が知らないところで独り歩きしていると思っていた。だから自分の本当の気持ちを言いたい、また、事件からひと月も経っているのに沈黙したままでは申し訳ないという思いがあったんです。何かを発表しようと、ひとまず考えを文書にまとめてみたそうですが……」
「自分への批判を避けようとするニュアンスが」
それを見て、元教会長は「会見はやめた方がいい」と意見したという。
「文章自体は普通のものでしたよ。ただ考えがまとまっていない。だから、自分への批判を避けようとするニュアンスが出てしまっていた。“しばらく熟考したいからそっとしておいてください”というような言葉が入っていたんです。それなら結局、袋叩きになってしまうだけですからね」
また、
「このタイミングでコメントを出したとしても、どうしても教会が裏で糸を引いているように思われてしまいますから」
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