「寺院消滅」時代をお寺はどう乗り切るか――鵜飼秀徳(正覚寺住職・ジャーナリスト 良いお寺研究会代表理事)【佐藤優の頂上対決】

  • ブックマーク

 少子化が進んで、すでに人口減少社会となった日本。その影響は住民が減った地方の寺院に大きく表れている。高齢化した僧侶の後継者は見つからず、檀家減で経済的にも立ち行かなくなった。さらに葬儀の簡素化、墓じまいなどの風潮が拍車を掛ける。今後、寺院が存続していくには、どんな方策があるのか。

 ***

佐藤 鵜飼さんは京都の嵯峨野にある浄土宗正覚寺(しょうかくじ)の住職で、一般社団法人「良いお寺研究会」の代表理事も務められていますが、もともとジャーナリストです。...

つづきを読む