なぜ日本のスーパーのレジ店員は「座れないのか」 韓国では10年以上前から椅子を設置
椅子を置くだけではダメ
一方で、レジに関してはこんな取り組みもある。7月15日付福井新聞オンライン によると、支払いに時間が掛かる高齢者などに向けて「ゆっくりレジ」と名付けられた専用レジを設けるスーパーが好評を得ているとのこと。急いで会計する必要が無いだけでなく、カートに載ったカゴを店員が運んでくれるサービスもあるというのだ。
店員に求められる手厚いサービスは、椅子導入のハードルになる一方で、多くの人が買い物しやすいようになるという良い面もあるようだ。
先のオール日本スーパーマーケット協会の担当者は、
「椅子に座ってのレジ打ちが現に海外では導入されているのであれば、徐々に日本でも広がっていく可能性もあると思います。ただ、単に椅子を置けばいいというわけでは無いので、機械やコストの面以外でも、店員それぞれの試行錯誤が必要でしょう」(同)
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