フランスで統一教会は「反セクト法」で“過去の遺物”に 一方、創価学会は今も熱心に活動中

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統一教会の存在感

 興味深いことに、統一教会は“過去の遺物”でも、創価学会は今でもフランスで活動を続け、多くの人々が“セクト”として認知しているという。

「フランスに住み、『私は仏教徒です』と説明する人は、かなりの確率で創価学会の信者です。それほどフランスでは浸透しています。市民レベルでは、かなりの人が、学会をセクトと見なしています。しかし、以前から『(創価学会は)セクトではない』という立場をとっていた知識人に加え、日本で連立与党の一翼を担っているということを利用したロビー活動によって、政治家に食い込んでいます」

 他にも学会は、問題点が報道されるとすぐに改善するという。

「例えば、学会の過度な集金が、フランスでもかつて社会問題となったことがありました。ところが、フランスの国内ニュースとして取り上げられると、たちまち緩やかなものにしました。こうしたことが積み重なり、今ではセクトではないとするマスコミも出てきています」(同・広岡氏)

デイリー新潮編集部

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