【全文】生稲晃子氏、“統一教会関連施設”訪問のウラ側 萩生田政調会長は、教会のバーベキュー、クリスマス会にも参加か
信者たちからすれば“家族”同然
「萩生田さんは12年の衆院選で返り咲いてからは、小さな集会にあまり顔を出されなくなり、選挙前のよほど大きな集まりやイベントでしか姿を見かけなくなりました。でも、今さら統一教会との関係を一切なきものにしようだなんて、人間として薄情すぎやしませんか。以前は、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にジャージ姿で駆け付けてくれたりもしてたんです。萩生田さんが来ると、やっぱりその場がパッと盛り上がるし、みんなそうやって楽しく過ごした時間を覚えています。信者たちからすれば“家族”同然だと思っていたんですから」
地元八王子の政界関係者も、次のように証言する。
「東京都議選に際して、八王子市選挙区で出馬した候補が統一教会の施設で演説しました。その時も萩生田さんは同席して応援弁士を務めていましたし、萩生田さんも自身の選挙では、統一教会の施設で演説会を開いていました」
奥さん同伴で教会のクリスマス会に参加
さらに、こう語る。
「毎年、クリスマスイブの前後に八王子市内の宴会場で、統一教会の関連団体である『世界平和女性連合』の主催によるクリスマス会が開かれます。信者たちはお酒を飲めないので、アルコール抜きの“赤ワインのような飲み物”を口にするのですが、萩生田さんの秘書は必ず出席していました。ご本人も奥さんと何度か顔を出していたはずです」
八王子市政に通じるさる人物も補足して言う。
「萩生田氏が統一教会と付き合っていたのは事実です。はっきりと覚えているのは、12年と14年の総選挙の時のこと。少なくともこの2回の選挙では、スタッフの中に教会の信者がいました」
信者たちは選対メンバーに表立って名を連ねるのでなく、もっぱら“裏選対”の要員として働いていた。
「40代後半のスポーツ刈りで、目のパッチリした男性がリーダー。彼も含めて常に計3人くらいのグループが連日、選挙の現場にいる。彼らは自分たちのことを“国際勝共連合です”って説明していましたね。ポスターを貼ったり、ビラをポスティングしたり、演説会があれば賑やかしのためにそこに来たりと、本当にいろいろな形で選挙の手伝いをしていました。これぞ“兵隊”って感じでしたね」
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