ABC放送「福戸あや」に大器の予感 吉岡里帆似、新人アナの“凄すぎる中学・高校時代”

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数々のコンテストで活躍

 番組を観ていると、新人にしては並外れたアナウンス力であることに気づく。それもそのはずで、小学3年生のときにアナになる夢を抱いた彼女は、中学卒業後に「強豪の小野高校放送部に入部したい」と兵庫県立小野高校へ進学。放送部でアナウンス技術の練習に励む日々を送っていたのだ。中学1年生で「第39回兵庫県高校総合文化祭放送コンテスト」のアナウンス部門で銅賞を、翌年の第40回では金賞を受賞し、近畿大会でも優勝するなど2年連続で全国大会に出場を果たしているのだ。

 2年生のときには「第63回NHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会」アナウンス部門で準優勝もしている。翌年の第64回大会では見事優勝に輝き、こちらも2年連続で全国大会に出場している。しかも3年生時には準決勝進出を果たし、入賞しているのだ。この直後には兵庫県大会の成績上位者というのが買われ、17年の第99回全国高等学校野球選手権大会の開会式の司会という大役を任されている。

 この経験によって「自分の声で挑戦する人たちを応援できるような仕事がしたい」という思いがより強くなったという。もしアナウンサーになっていなかったら子供のころから憧れていた“警察官”になっていたかもしれないというが、その佇まいはまさにアナウンサーに似つかわしい。

 女優の吉岡里帆似の“癒し系”でありながらキャラクターは明るく、居るだけでその場がパッと明るくなるような存在だ。朝食はご飯派だそうで、たくさん食べて1日の元気を蓄えますという彼女の元気を、視聴者にもぜひ分けてほしいと思う。

 目標とするアナウンサーは局の先輩で夏の甲子園大会のダイジェスト番組「熱闘甲子園」のキャスターを務めるヒロド歩美アナ(30)だそうだ。ヒロドアナといえば、野球中継以外にもダウンタウン・浜田雅功の司会でお馴染みの「芸能人格付けチェック」の進行役でも知られている、看板アナだ。その後継者になる可能性を大いに秘めている福戸アナに期待したい。

上杉純也

デイリー新潮編集部

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