県岐阜商がコロナ集団感染で「無念の大敗」 そこに見えた高校野球の“重すぎる課題”

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エースや正捕手が不在

 3年ぶりに観客制限なしで行われている夏の甲子園だが、新型コロナウィルス感染拡大の影響は依然として続いている。【西尾典文/野球ライター】

 浜田(島根)、帝京五(愛媛)、有田工(佐賀)、九州学院(熊本)で集団感染が起こり、初戦の日程が変更された。さらに、組合せ抽選後には、県岐阜商(岐阜)と九州国際大付(福岡)で複数の部員の感染が分かり、この2校についてはメンバーを入れ替えて試合に臨むこととなった(8月11日現在)。

 不運に見舞われたチームの中で、最初に登場したのが県岐阜商である。...

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