警察は安倍元首相へのテロを助長したのではないか? とまで言われるキッカケとなった一件とは?

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想定外の連続

 安倍晋三元首相(享年67)が街頭演説中に銃撃されて亡くなった事件で、要人の警護を担当するSP(セキュリティ・ポリス/警護員)のみならず警察そのものへの信頼が揺らいでいる。当初は警察当局内でも同情論があった中、庇う声すら聞かれなくなるキッカケがあったという。

「銃撃事件直後に警察庁内に立ち上げられた『検証・見直しチーム』の検証の結果、いくつかの問題点が浮上しています。例えば、警察庁が警護計画をチェックしていないのが常態化していた、SPの数が少なく制服を着た警察官が配置されていなかった、手製の銃でテロ行為を行う者がいるのを想定していなかった、現場で行われたSPの配置変更が現場指揮官に伝えられず、結果的に安倍氏の背後を警戒するSPがほとんどいなかったことなどです」
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