史上最年少15歳4ヵ月で“甲子園優勝投手”に…大ブームを巻き起こした「1年生投手列伝」
愛称は“バンビ”
夏の甲子園では、まだあどけなさの残る1年生の選手が大活躍し、一躍、“国民的アイドル”になることも少なくない。そして、打者よりも投手のほうが強烈な印象を残しているのも事実。過去の大会で、快進撃の立役者になった1年生エースたちを振り返ってみよう。【久保田龍雄/ライター】
まず思い出されるのが、1977年、“バンビ”の愛称で、準優勝投手になった東邦・坂本佳一である。15歳にして強豪チームのエースになり、甲子園でも全試合に登板。決勝戦も延長10回まで力投した実績から、「中学時代もさぞかし輝かしい球歴の持ち主だったに違いない」と思う人も多いはずだ。...