真犯人が落としたのか?現金でパンパンに膨らんだ「黒革の財布」の謎【袴田事件と世界一の姉】

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 1966(昭和41)年、静岡県清水市(現・静岡市清水区)で味噌製造会社「こがね味噌」の橋本藤雄専務一家4人が殺害された強盗殺人罪で死刑が確定した袴田巖さん(86)。犯行時の着衣とされた「5点の衣類」に付着した血痕の色の変化を巡り、検察、弁護団、双方の鑑定人に対する東京高裁の証人尋問も終わった。弁護団がやり残したことはない。再審請求へ向けた東京高裁の「差し戻し審」も終盤だ。「事実は小説より奇なり」を地で行く袴田事件。前回の「焼けたお札」に続き、今回は「黒革の財布」に焦点を当てる。...

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