地元・岡山で10代から77%の支持 「小野田紀美」参院議員はなぜ若年層から圧倒的に人気があるのか

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国費留学生の問題

 今年6月13日に参議院決算委員会で行われた質疑を、複数のチャンネルが配信している。その中でも「【国会】中国人留学生は免税!? #国会 #shorts #short #小野田紀美」の動画は再生回数が246万回を超えている。

《元々この国費留学制度というのは、我が国と諸外国の友好と親善を促進するために、東アジア、東南アジア及び中東諸国からの留学生を受け入れて、それを、それらの諸国の社会的及び経済的発展に寄与する人材育成に積極的に協力云々という目標でやっているのに、一番受入れの多い中国や韓国と全然親日関係築けていないじゃないか、効果は出ているのかとか、経済の、経済支援なんですよ、これ経済協力費に入っているんです、決算の、予算の中で。なのに、うちより何かGDPが高い国のところをどんどん受け入れていたりとか》

 中国も韓国も、GDPは高い。おまけに両国は親日的ではない──なのに留学生を国費で受け入れていいのか、というのが小野田議員の問題意識だ。

 そして日本人の学生に使われる予算より、国費留学生に使われる予算のほうが金額は多いと指摘する。

「日本の宝は日本の学生」

《当時、平成29年度の決算は、日本人への奨学金の給付型、これの予算が70億で、国費留学関係の予算が180億円だったんですよ。何で日本人への給付型よりも国費留学の方が多いのというところを問い合わせたんですけど、これ今は変わっていますでしょうか》

 政府側は、留学生の予算はそれほど変わっていないが、《高等教育の修学支援新制度》の実施により、令和4(2022)年度は2125億円に予算が増額されたことを回答する。

 小野田議員は《大変うれしく思います。やっぱり、日本で頑張る、将来この国に還元して頑張って働こうという日本の子供たちが、自分たちの方が恵まれていない、愛を向けられていないと思わないような予算をしっかり組んでいただきたい》と述べる。

 そして岸田文雄首相(65)に《総理、日本の宝は日本の学生さんですよね、日本の子供たちが日本の宝物ですよね》と質問。岸田首相も《若者、これは我が国にとって宝であると認識をいたします》と認めた──この部分はネット上で非常に拡散している。

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