地元・岡山で10代から77%の支持 「小野田紀美」参院議員はなぜ若年層から圧倒的に人気があるのか

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YouTubeでも人気

「要するに小野田さんは“煙害”を訴えたわけです。ツイートには賛同の声が相次ぎ、東京新聞は17年11月、『煙たい国会 自民女性議員 煙害を告白 控室に間仕切りなく灰皿』の記事で小野田さんの投稿を紹介しました」(同・記者)

 先に触れたが、今回の参院選で小野田議員が公明党=創価学会の選挙協力を得なかったのも、Twitterの投稿がきっかけだった。小野田議員は「ネット上での発信力が高い」と言えるだろう。

「小野田さんのネット人気を裏付ける現象として、国会での質問動画が多数、YouTubeにアップされ、かなりの再生回数を記録していることが挙げられます。しかも興味深いことに、小野田さんが自身の政治活動を紹介するためにアップした動画より、第三者のチャンネルが配信した動画のほうが、桁違いの再生回数を記録しているのです」(同・記者)

 小野田議員の政治的主張のうち、どのようなものが注目を集めているのか、具体的に見てみよう。

 だが、それらを紹介する前に、YouTubeにアップされている第三者の動画は、かなり編集が施されていることに注意が必要だ。

 まさに“バズる”──ネット上で拡散しやすい──ことを目的に、動画の再生時間が極端に短いものや、質疑の順番を入れ替えているものが少なくない。

再生回数512万回

 そこでこの記事では、あくまでも再生回数の多い動画を紹介するが、質疑の引用は国立国会図書館の「国会会議録検索システム」から行う。動画で紹介されるやり取りとは異なる場合もあることを附記しておく。

 また「国会会議録検索システム」ではアルファベットは大文字、数字は漢数字が使われているが、これらはいずれもデイリー新潮の表記に合わせた。

 それでは本題に戻るが、YouTubeに「小野田紀美」の名前を入れて検索してみると、「小野田紀美が国会でNHKをフルボッコにしたシーンがこちら#Shorts」という動画の再生回数は518万回を超えていることが分かる(以下、再生回数は8月8日現在)。

 取り上げられているのは2020年3月5日、参議院予算委員会での質問だ。当時の社会情勢を振り返れば、新型コロナが“日本上陸”を果たし、文字通りのパニック状態に陥っていた。

 1月に初めての感染者が日本で確認され、2月には豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜港で長期検疫体制に入った。また同じ2月には「3月2日から春休みまで、小中高校の一斉時臨時休校」も要請された。

 小野田議員もコロナ問題に関して質問を行ったのだが、ネット上で関心を集めたのは以下の部分だ。

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