民放で加速する「中居正広MC」不要論 テレビマンが解説する“復活のカギ”
「金スマ」の視聴率低迷
デイリー新潮の記事から、《民放関係者》のコメントを再掲しよう。言及されているのは「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系列・金・20時57分)の視聴率だ。
《「実は、『金スマ』は今年に入ってから低視聴率が続いています。月1回ペースで放送されているスペシャルで見ると、1月14日の2時間は7・8%、2月25日の2時間は7・0%、3月11日の3時間は5・5%、4月8日の2時間は6・8%、そして先日の4・8%と、確実に数字を落としています。レギュラー放送も4%台から7%台と、決して良くはないのです」》
他の番組も、打ち切りが相次いでいるという。
《「独立時のレギュラーだった『新・日本男児と中居』(日テレ)は、21年3月に終了しました。『中居くん決めて!』(TBS)は、20年7月に独立後初のレギュラーとして『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』に変わりましたが、今年3月で終わりました。つまり年1本のペースで、レギュラーを失っていることになります」》
日テレでも不振
「中居さんは特にTBSと深い関係を結んできました。何しろ『金スマ』は往時、20%を超える視聴率を記録していました。その名残が『UTAGE!』で、今も不定期放送が続いています。一方、中居さん不振の象徴とも言える番組は『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』でしょう。中居さんに宮川大輔さん(49)と本田翼さん(30)という人気者3人がキャスティングされたにもかかわらず、足かけ3年間で2%台の視聴率と低迷を続けました」(同・スタッフ)
今やテレビ業界で、「中居さんのMCでは数字が取れない」は“定説”になりつつあるという。
「日本テレビなら『中井正広のブラックバラエティ』(2004〜13年)の放送期が絶頂期だったでしょう。その後は『ナカイの窓』(2012〜19年)、『新・日本男児と中居』(2019〜21年)と打ち切りが続いています。特番シリーズの『中居正広の○番勝負!超一流アスリートVS芸能人どっちが勝つの?SP』も最近は視聴率が7%台と低迷しており、今後も制作が続くのか疑問視する声もあります」(同・スタッフ)
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