3泊4日で15万円も… お盆を前に沖縄で「レンタカー」が高騰している理由

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「個人共有カーシェア」の需要が急伸

 那覇空港から県北部へ向かうシャトルバスの運行も始まっているが、自分たちで車を運転して沖縄を満喫したいという人は多い。手はあるのだろうか。そんな需要を受けて、伸びているのが個人間で車を共有するカーシェアリングサービス「Anyca」だ。

 同サービスを運営するDeNA SOMPO Mobilityの広報によれば「6月頃からサービスの利用が増えており、5月に比べて利用者数が10倍以上となっています」と一気に利用者が増加しているという。

 5月の段階で車をシェアした人の1ヶ月平均受取金額は5万9000円で、中には維持費として月30万円を受け取った人もいる。「まだ集計は終わっていないが、7月の平均受取額はもっと大きくなっていると思われます」という。

「Anyca」で車を貸し出すオーナーの数も数か月前には100台前後だったが、8月に入り300台まで増えている。「Anyca」のサイトで値段を見ると1日5000円〜2万円ほどと、高騰するレンタカーを借りるよりは予算を抑えられそうだ。

 レンタカー不足の沖縄でも今からでも借りられるのだろうか。

「8月末まで予約があるオーナー様もいる一方で、個人間カーシェアの特徴として、日々新規の登録車数も増えております。それでも、かなり予約で埋まってきていますので、お早めにご予約いただいたほうが良いかと思います。ニーズについては、このまま一定続くと予測しています」(前述の広報)

 レンタカーを借りられないことから沖縄旅行自体をキャンセルする人も増えているが、こうしたカーシェアリングサービスなどを利用してみるのも手といえそうだ。

徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。現在は退社し雑誌、ウェブで記事を執筆。個人ブログ「OUTCAST」も運営中。Twitter:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部

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