白石麻衣の自衛隊ドラマのリアリティーは? 元自衛官・福島和可菜が語る
普段はうかがい知ることのできない業界の裏側を描き、そこに生きる男女の機微を楽しむ。いわゆる「お仕事ドラマ」が人気を集める昨今、ついには自衛隊が舞台の作品が現れた。防衛省が全面協力という力の入れようだが、はたしてリアルさの度合いはいかばかりか……。
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水曜10時のドラマ「テッパチ!」(フジテレビ系)は、〈友情も恋も、僕らの未来はホフク前進。〉をキャッチフレーズに、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と恋愛を描いた物語である。
“男の世界”と思われがちな自衛隊だけに、ドラマでも男性俳優が多く出演する中で注目されているのが、ヒロインを務める元乃木坂46の白石麻衣(29)。防衛大学校卒のエリート女性教官を演じる彼女は、7月21日に発売された防衛省のオフィシャル・マガジン「MAMOR(マモル)」(扶桑社刊)9月号でも表紙を飾り、敬礼姿がなかなか様になっている。
ネットでは賛否両論
これにはネット上でも賛否両論が沸き起こり、白石演じる女性教官については、〈あんなに肌が白い自衛官がいるわけない!〉〈このバッチリメイクには違和感がある〉などと異論が出る始末。一方で彼女の“親衛隊”と思しき視聴者からは、〈まいやん(編集部注・白石の愛称)が自衛官役とか最高すぎ!〉〈カッコ可愛いまいやん〉などと絶賛するコメントが飛び交うのだ。
とはいえ、本作は防衛省が全面協力。脚本の監修から演技指導をはじめ、ロケ地として陸上自衛隊の朝霞や練馬駐屯地、東富士演習場などを提供している。ビジュアル的にも“本物”にこだわった演出がされているというのだが、実際のところはどうなのか。
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