「家、ついて行っていいですか?」が最激戦区「日曜20時」へ引っ越し テレ東の狙いと戦々恐々のテレ朝
テレビ東京の人気番組「家、ついて行ってイイですか?」(水曜午後9時)の放送枠が10月から日曜午後8時台に変わる。この枠には「鎌倉殿の13人」(NHK)、「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)、「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)があり、人気番組がズラリと並ぶことになる。テレ東の思惑は?
テレビ離れは進むばかり。だが、日曜午後8時台は例外的にテレビがよく観られている。
世帯視聴率が10%を超える番組が3つもある。NHK「鎌倉殿の13人」、日テレ「イッテQ!」、テレ朝「ポツンと一軒家」。こんな時間帯はほかにない。
この3番組のうち、「イッテQ!」のコア視聴率(13歳~49歳の個人視聴率)は放送中の全番組の中で1、2を争う。日曜午後8時台はテレビ界にとって最後の金鉱とも言える。
背景には在宅率の高さがある。ほかの曜日と比べると、日曜の夜は出掛ける人が少ない。今もテレビを観て過ごす人が多い。
そこに10月から「家、ついて行ってイイですか?」が飛び込んでくる。テレ東は現在、日曜午後6時半から同9時までの2時間半にわたって、「日曜ビッグバラエティ」を放送しているが、これを同8時までの1時間半番組に短縮する。10月からは同8時から同9時までが「家、ついて――」の放送枠となる。
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