大泉洋の兄が市民から愛される理由は? ひきこもり支援に尽力、「洋さんにとって最高の兄」の声も

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「この傘どうぞ」

 さて、工藤市長に心境と今後について問うと、

「彼が役所の職員である間は、あれこれ私が言うべきじゃないし、自分の出馬の有無に関してもまだ言うべき時にありません」

 小雨の降る中、役所から帰路につく潤氏本人にも直撃したが、

「ごめんなさいね。まだ公務員だから何も言えない」

 出馬表明なさったのでは。

「ぶら下がり(取材)みたいな感じでしたね。市長選への意志だけは申しましたが、それ以上のことは……」

 弟さんの話も出ました。

「あの時、言いましたっけ。ちょっと忘れちゃったな」

 有力企業の会長から推されたというのは事実?

「(退職扱いとなる)31日まで何も言えないんですよ。選挙の話に全部関わっちゃいそうだなぁ。申し訳ないですね。せっかく待ってくださっていたのに」

 そう言うと潤氏は、雨に打たれる記者に「濡れちゃいますよ」と傘をさしかけ、

「この傘どうぞ。私は自宅にもう1本ありますから」

週刊新潮 2022年8月4日号掲載

ワイド特集「酷暑をしのぐ『氷の微笑』」より

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