高槻54歳女性怪死、1.5億円保険金“養子”の素顔 ランボルギーニとインスタグラマー彼女

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挫折続きの人生

 その後、彼は挫折続きの人生を歩む。

「中高6年間ずっと部の中心にいたというプライドが損なわれたせいなのか、徐々に周囲とうまくいかなくなっていったように見えました。就職活動でも部のOBを頼らず、一般の学生と同じ採用試験に臨みながら、志望した商社や広告会社はすべて落ちてしまった。なんとか大手コンサルティング会社に就職を決めたものの、彼が希望する上位職での採用ではなかったようです。結局2年ほどで辞めてしまい、外資系保険会社に転職しましたが、そこではまた厳しい歩合制に苦しんだとも」(前出OB)

 迫る捜査に身を縮めていたであろう高井容疑者。7月20日に逮捕された際、住んでいたのは都心から遠く離れた神奈川県川崎市内の、エレベーターもない築30年ほどのマンションの4階だった。件の彼女との同棲こそ続けていたが、駐車場にあの黒のランボルギーニは駐まっていなかった。

週刊新潮 2022年8月4日号掲載

ワイド特集「酷暑をしのぐ『氷の微笑』」より

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