羽生結弦のプロ転向に中国人が熱狂 海外ツアーで年間100億円規模の興行も可能?

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 冬季五輪で長らく「日本の顔」を務めた氷上の貴公子が、ついに明かしたプロ転向――。今後はアイスショーへと軸足を移し、4回転半ジャンプへの挑戦も止めないと意気込むが、早くも海の向こうのかの国から“熱視線”が送られているというのだ。

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 フィギュアスケートの男子個人種目では、実に66年ぶりのオリンピック2連覇という偉業を成し遂げた羽生結弦(27)。今年の北京五輪で惜しくも3連覇を逃してしまい、その去就が注目されていたが、7月19日に都内のホテルで開いた記者会見では、今後競技会には出場せず「プロに転向する」と発表したのである。

 今までの活躍ぶりは誰もが知るところだが、そもそも羽生が「プロスケーター」ではなく「アマチュア選手」だったことに、驚いた人も少なくなかっただろう。

「基本的にプロとアマの違いは、日本スケート連盟に所属しているか否かで区分けされています」

 と解説するのは、女子フィギュアスケート元日本代表の渡部絵美氏だ。

「連盟に名を置くことで競技会に参加できます。そこで優秀な成績をおさめれば連盟の強化合宿に参加し、有能なコーチから指導を受けられる。かたやプロは連盟に所属しないでアイスショーなどで生計を立てる。そう区別されてきましたが、今はその違いが厳密ではなくなってきています」

プロ転向のメリット

 近年、五輪でメダルを獲得したり世界大会で結果を残せば、アマでも賞金が支給されるようになったことが大きいという。

「連盟から強化費をもらえるようなトップクラスの選手なら、一般的なプロより稼げるようになりました。とはいえ、賞金は連盟に一定のパーセンテージを差し引かれた額が選手個人に渡される仕組みです。羽生選手からすれば、厳しい競技生活から離れ、純粋に自分の思い通りのスケートができるという意味でも、プロ転向のメリットは大きい。ファンにしてみても、五輪や世界大会などの限られたシーズン以外でも、アイスショーで好きなだけ羽生ワールドを堪能できるようになるでしょう」(同)

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