「岸防衛相」に取り沙汰される「深刻な病状」 安倍元首相の銃撃死を受け、旧統一教会との「蜜月・壺議員」を認めて

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明らかに病状が悪化している

「交代要因としてまず取り沙汰されていたのが、防衛次官人事をめぐる“暗闘”でした。安倍氏の首相時代に秘書官を務めた人物が次官を務めてきたのですが、安倍氏は岸氏と共に“時代に即した防衛政策の実行には余人をもって変え難い。もう少し任期を長く”と岸田官邸に要望していたところ、結果として却下されたのでした」

 と、政治部デスク。

「この次官人事が遺恨となり、場合によっては政局に発展し得るとされていましたが、安倍氏の事件で沙汰やみに。そして、もう1つの交代要員が岸氏の健康状態でした」(同)

 具体的に解説してもらうと、

「岸氏は脚に不具合を抱えているとされ、国会で専用の答弁席が設けられるという前代未聞の事態にも発展しました。最初は杖に頼って歩いていたのが、杖が2本になり、最近は車いすでの移動を余儀なくされています。そのシーンの撮影も当初は自粛してほしいとの要望があったのですが、現在はそれもうやむやになっています」(同)

 ある永田町関係者は岸氏の病状について、こう明かす。

「明らかに病状が悪化しているように見受けられますね。表情にハリがなく、会見の場であっても呂律が回っていないシーンが散見され、声がかすれるようになっています」

次の選挙に関心がない?

 この関係者がさらにこう続ける。

「股関節に爆弾を抱えているとされてきましたが、実際には脊髄に関する病気で、そう簡単に治癒しない類のものだと噂されています。歩行に障害が出ているというのは神経絡みの疾患ではないかということでした。防衛相留任はおろか、次期衆院選への出馬は難しいのではないかとの指摘が根強くありますね」(同)

 岸氏の病状の悪化と共に、後継者として、実子で元フジテレビ記者の信千世氏の名が取り沙汰されてきた。

「信千世氏は目下、防衛相秘書官として父・信夫氏を支えており、これが政治家修行の一環であることは衆目の一致するところです。ただ信千世氏はまだ30代前半で、山口県内を地盤とする選挙区的には“もう少し年齢を重ねている方が相応しい”という声があるのも事実。もちろん岸ブランドがあれば、寝ていても当選できるほど盤石なのですが」(同)

 岸氏は今回の会見で、これからの選挙でも旧統一教会からのサポートを受けるかについて問われた際に、「適切に判断し、対処したい」「軽々に答えることはできない」と答えている。

「これを聞いて、岸氏は次の選挙に関心がないのかなと感じましたね。次の候補者に判断を委ねたいという言葉が口をついて出そうにも見えました」(同)

 安倍氏の銃撃死を受け、旧統一教会と政界との蜜月ぶりなどこれまで埋もれていたものをめくりあげて行ったのは間違いない。その1つが岸氏の健康問題であり、後継問題でもある。

デイリー新潮編集部

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