プロも大注目の「4番候補」だったはずが……期待外れに終わった“超高校級スラッガー”3人
相思相愛で中日に入団
岡本和真(巨人)や村上宗隆(ヤクルト)のようにドラフト1位で入団した超高校級スラッガーが、プロでも不動の4番に成長する一方で、“将来の4番”と期待されながら、花開くことなく終わった“未完の大器”も少なくない。【久保田龍雄/ライター】
プロ1年目にそこそこ活躍したのに、2年目以降伸び悩み、通算10本塁打に終わったのが、1983年のドラフトで中日に1位指名された藤王康晴(享栄高)である。
同年のセンバツで3本塁打と大会新の11打席連続出塁を記録した左の長距離砲は、“谷沢健一の後継者”と見込まれて、地元・中日に相思相愛で入団する。...