今年も「笑ってはいけない」放送ナシ、その一方で日テレが8月にダウンタウン「3時間特番」を放送する思惑

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Z世代との掛け合わせ

 ちなみに例年の「笑ってはいけない」は視聴率15%以上が確実で、13年には19・8%(第1部)、一昨年は第1部が17・6%、第2部が14・1%も取っていた。それが昨年は、第1部でマイナス10・4ポイント、第2部でマイナス9・5ポイントも落ち込んだのだ。

「『笑ってはいけない』シリーズは民放で唯一、『紅白』の視聴率を削ることができるキラーコンテンツでした。高視聴率はもちろん、DVDも売れるという超優良番組です。昨年、日テレは最強のコンテンツを失ったわけです。家族で視聴できる年末っぽい企画は、他局を見回してもなかなかありません。日テレは昨年の『笑う大晦日』で、芸人がたくさん出演するだけのお笑い番組では視聴率が獲得できないことを学んだのです」

 今年の大晦日も「笑ってはいけない」は放送されないという報道がすでに出始めている。

「同じ失敗は繰り返せないと考えた日テレは、急遽、ダウンタウンに、体を張るロケではなくトーク番組の企画を提案しました。その狙いは、テレビ離れが加速するZ世代と幅広い年齢層に人気のダウンタウンを掛け合わせることです」

 Z世代の視聴率も狙うというわけだ。

「8月の特番で高視聴率を獲得できれば、大晦日に繋ぐことができるかもしれません」

デイリー新潮編集部

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