カズレーサーが10月から初の冠番組 「家事ヤロウ」でのMCより期待できるワケ

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 インテリ芸人・カズレーザー(38)が、10月から初めて地上波プライム帯(午後7時~同11時)で冠番組を持つ。放送するのは日本テレビ。内容はインテリのカズらしく時事問題を扱うバラエティとなる。視聴率ナンバーワンの日テレが、さらに番組強化を図る。

カズレーザー、プライム帯での初冠番組

 カズの初めてのプライム帯での冠番組の中身は現在、詰めの作業に入っているが、時事問題から浮かび上がる人間の実像などをカズが考察する番組になる見通し。こう書くと堅い内容のように思えるものの、バラエティだから、もちろん軟らかい番組になる。

 時事問題に疎く、それを売り物にしている芸人もいるが、カズは正反対だから、新しい冠番組のMCに適任だろう。情報番組「めざまし8」(フジテレビ)では金曜日担当のスペシャルキャスターを務め、ジャーナリストも舌を巻く鋭い発言を連発している。

 カズに冠番組は早いとか、荷が重いとか考える人はいないのではないか。まず頭の良さはピカイチ。2016年2月、「Qさま!!」(テレビ朝日)に初出演し、「ヤングインテリ学力王No.1決定戦」に参加すると、中田敦彦(39)らを抑えて軽々と優勝した。以降、クイズ番組に出場すると、優勝か上位が当たり前の存在になった。

 特徴は正解しても間違えても一喜一憂しないところ。常に飄々としている。おそらく、カズにとってクイズ番組の勝ち負けなど、どうだって良いことなのだろう。クイズ番組という場で自分の知識量を試しているのではないか。そんなところもカズの魅力だ。

 MCにとって知識量より大切な思考力や見識もカズは卓越している。テレ朝「お願い!ランキング」(現・お願い!ランキング presents そだてれび)。で2016年から2017年までやっていた「カズレーザークリニック」でもそれを見せつけた。カズが女子大生の悩みに答えるコーナーだった。

 東大生が「プライドが高すぎて、将来まわりに合わせられないのではないかと不安」と相談したところ、カズレーザーは「本当にプライドが高かったら、カメラの前で悩みを相談したりしない」と即答した。正論だった。

 上智大生から「『好き』って何だろうと悩んでます」と打ち明けられた際には「今、分かってないなら、分からないままでもいいんじゃないですか」と答えた。哲学者の言葉のようだった。

カズのMCとしての資質

 芸能界の暗黙のルールに収まらない進行ぶりを見せつけたことがある。曜日担当のMCを務めていたテレビ東京「青春高校3年C組」(2018年)でのこと。サブMCのNGT48・中井りか(24)が同6月、恋愛をスクープされると、平然と斬り込んだ。NGT48はAKB48の系列アイドルグループでAKBと同じく恋愛は禁止だから問題化した。

 カズは真顔で「こういうのってどうすんの?」と中井に詰め寄った。さらに「(シングルを買ってAKB総選挙に投票してくれた人には)返金すんの?」。そして「返金しないんだったら、言葉で何言ったってウソじゃん」とトドメを刺した。中井は押し黙ったままだった。

 カズは埼玉県有数の進学校・県立熊谷高から同志社大へ。学園紛争の余波で高校は私服だったことから、今と同じく前身赤ずくめの服装で通学した。働くのが嫌いだから大学時代はほとんどバイトをしなかった。就職期に大手銀行の内定を得たものの、やっぱり働きたくないので辞退した。

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