金満「リブゴルフ」に迫る危機 テレビ中継なし、スポンサー企業も皆無のウラ側
「オイルマネーは無尽蔵」なのか?
リブゴルフ出現以前なら世界で最高レベルの高額賞金を誇っていたPGAツアーには「巨額の埋蔵金がある」などと言われていたが、今やそのPGAツアーが「マネーだけでは、これ以上は戦えない」と言うのだから、財力には限りがあるということだ。
一方、サウジアラビアの政府系ファンドをバックにつけているリブゴルフには、潤沢なオイルマネーがあり、だからこそ、ビッグマネーの魅力で選手たちを惹きつけることに成功している。
それゆえ、「リブゴルフのオイルマネーは無尽蔵だ」と言われている。だが、ここへ来て米メディアは「サウジのオイルマネーとて、決して底なしではないはずだ」と指摘し始め、さらには「リブゴルフに大金を投入しているサウジ側の上層部は、そろそろリブゴルフからの見返りを求め始めるはずだ」と見ている。
現状では、リブゴルフの収益は試合のチケット収入のみで、それ以外の部分では、お金は出る一方、支払う一方となっている。
ちなみにPGAツアーの最大の収入源はTV放映権料だが、リブゴルフはYouTube中継はされているものの、TV中継の契約は今のところ皆無。そのため各試合のタイトルスポンサーになろうとする企業も皆無だ。
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