倉科カナが「刑事7人」を突然、卒業の怪 六角精児と同じパターンか
朝ドラ女優で売れないことも
「倉科も『刑事7人』のレギュラーを長く務められたことは嬉しかったでしょうが、このドラマが長く続けば、他の仕事ができなくなってきます。『相棒』で鑑識の米沢守を長く演じた六角精児さんも、他の仕事ができないからと辞めました。彼女も最近は舞台の仕事が順調ですから、今後の成長を考えて卒業に踏み切ったのでしょう」
彼女は今月19日、東京・銀座で行われたイベントに出席し、演技についてこう語っている。
倉科:同じような役柄が続くことから脱したい。まだまだやってみたい役柄がたくさんあるので、芸歴を重ねていって一つ一つ丁寧にこれからも作品に向き合っていきたい。
「彼女はもともと、演技力は評価されていましたが、役に恵まれなかった。ようやくブレイクしたと言っていいと思います」
朝ドラのヒロインだったのに?
「女優の登竜門と言われる朝ドラでも、みんながみんな売れるわけではありませんから」
朝ドラ女優は、3つのパターンに分かれるという。
1:朝ドラがヒットしてそのまま売れる。
2:朝ドラ抜擢でも、作品がダメ。
3:朝ドラがダメでも女優が魅力的で売れる。
「1は竹内結子や松嶋菜々子。2が倉科や夏菜、瀧本美織。3が多部未華子でしょう。中でも倉科が主演した『ウェルかめ』(2009年後期)の平均視聴率13・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は歴代最低記録でした」
それもあって「徹子の部屋」では一瞬、表情が強張ったのか。もっとも、今年2月、彼女は読売演劇大賞の優秀女優賞を受賞した。
「初の演技賞だそうです。5月には世田谷パブリックシアターなどで上演された主演舞台『お勢、断行』(作・演出=倉持裕)で悪女も演じました。すでにオファーもたくさんあるそうです」