「世界の行く末に対し、善をなし、徳を積む責務があります」 安倍晋三元総理の名スピーチを振り返る(5)
『美しい国へ』は安倍晋三元総理が第1次政権発足直前、2006年に発表した著書で、当時はベストセラーとなった。愛国的なテイストが強いことからアレルギー反応を示す向きもいたが、安倍元総理自身はこの方向性に強い確信を持っていたのだろう。第2次政権発足直後には、同書の改訂版『新しい国へ―美しい国へ 完全版―』を発表している。
安倍元総理の名スピーチ、演説を振り返る本企画の5回目は「もっと美しい国へ」と題された2013年4月のスピーチだ。...